【全身全霊】のドラム表現者!中村達也【LOSALIOS】おすすめ☆

【LOSALIOS】8ビートからの脱出

リズムを叩かなくてもいい音楽はないものか?

LOSALIOSのアルバム【ゆうれい船長がハナシてくれたこと】

中村達也さんのドラムミングを分析します。

ドラムミングの特徴と変化!

ドラムサウンドの変化。

前作では達也さんの持ち味でもあるハードで鋭いサウンドだったのに、

今回はより包容力あるロック・ドラム・サウンドになった感じで、

曲にマッチした音作りが印象的。

曲にダイナミックの幅も広く、即興性による爆発力を中心にしたプレイから、

より構築されたロック・ドラムへと変化した感じで、

曲に刺激を与えるタイプのプレイから曲の屋台骨を支える

ドラミングになったとも言えるかもしれない。

しかし持ち前の攻撃性は失われておらず、プレイ・スタイルに変化があったというよりは、

表現する上での考え方になにか変化があったと思う。

 

1【HAE】

イントロでのアプローチで、ハイハットを刻んでいるだけのパータンだが、

ポイントはスネアのゴースト・ノート。かなり小さい音だがいい効果を上げている。

曲中のキメの前での部分で、キメへの導入としてスピード感を維持しながら

的確に叩いている。微妙なダイナミクスのつけ方が絶妙である。

後半でのテンポ・ダウンしたパートから徐々に戻る部分でのアプローチ。

フロア・タムを使ったパータンは彼が使う形で、ロック的な変化を効果的に演出している。

 

2【エメラルドの砲撃】

6拍子のダイナミクスの変化に富んだ曲で、曲構成に従ったプレイの変化が

顕箸に感じられる。イントロでのアプローチで、力を抜いた叩き方。

スネアゴースト・ノートはここでもゆったりしたグルーヴ作りに一役買っている。

中盤での最も盛り上がった部分でのプレイで、アグレッシヴなフィルの入れ方が

一目でわかると思う。こうした曲の流れに添ったプレイは楽曲の要求するところであると

同時に、ドラミングによって曲のポルテージがさらに大きく変化するという

相乗効果を上げていると言える。

 

3【SICK】

中村さんが得意とするジャングル系のドラミングとベースの絡みが印象的な曲で、その持ち味でもあるクールな不良性が発揮されている。

イントロでのパターンで、これも曲の基調となるアプローチを示している。

タムを使ったパターンで、アクセントの移動によりグルーヴさせている。

手順はオルタネートで叩いていると思われる。

エンディングでのテンポ・アップした部分でのアプローチで、

3拍子に対して4拍子のパターンで叩いている。より攻撃的なスピード感を演出するアプローチと言える。

 

4【MOTOR SCHOOL】

早いテンポの8ビートで、持ち前の素晴らしいロック・ビートが発揮された1曲。

8ビートでのグルーヴ・バリエーションの豊富さを示す曲とも言えるだろう。

冒頭でのタムを使ったパターンで、小節の間にタムの連打を絡めたスピード感のある

アプローチ。強力なスネアのバック・ビートをキープしつつ

タム類を素早く叩き分けている。曲中でのパターン変化のバリエーション。

それぞれライドおよびハイハットのウラ打ちでスピード感を増幅している。

16分の細かい刻みで、手順は特定できないがとにかくその突進力は強力です。

 

今回はアルバム【ゆうれい船長がハナシてくれたこと】の4曲を分析してみました。

 

すごくいいアルバムですよ!是非聴いてみてください!

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました!

次回も楽しみにしてくださいね。

 

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