こんにちは、ぢゅんです。
練習では呼吸がゆったりしていて、余裕を持ってできたプレイが、
本番では思うようにいかないことも多いです。
それはドラムを叩くために力が入り過ぎたり、変に緊張したりと、
非日常の精神状態に陥っているからだと思っています。
ドラムを叩くことよりも、ドラムを叩く【心境】を作ることの法が難しい。
ドラミングの【精神的】な部分について話を進めますが、
どれもこれも【当たり前】の日常的なことばかりです。
本番に向けてペースを作っていくのもいいですが、いつ何時、
ドラムを叩く機会が訪れても、楽しくセッションできるコンディション作りこそが大切です。
セッションしよう!
練習嫌いでもうまくなりたいならセッションの数を増やそう。
ドラマーには2種類のタイプがいる。
【個人連絡をして、それをステージにフィールドバック】と、
【セッションやバンドでの演奏が練習を兼ねるタイプ】です。
僕は前者の方で、連日ステージを重ねると、手足が日ごとに動かなくなってきます。
特にアーティストのツアーは危険です。
連日同じ曲を何時間も演奏するので、そのアーティスト以外の曲をプレイしてみると、
レベル・ダウンが著しい。毎日同じ筋肉しか使っていなかったということ。
それ以来、いろんなセッションをするようになりました。
さて、後者の【セッションが練習を兼ねるタイプ】の代表は、
今は亡きジョフ・カロです。彼は【練習嫌い】を自称していた。そして【練習は嫌いだけど、セッションは大好き!世界一いっぱいセッションをやったよ】とも言っていた。
しかし、この言葉、真に受けたらアカンよ!あの最強のテクニックは練習なしでは生まれないはずです。スーパー・ドラムの【練習してないレベル】は、我々の想像では分からないです。
アツくなりすぎるな!
ステージでうまくドラマーを演じるなら
表情はアツく!中身はクールに!
演奏中、ドラマーが本当にアツくなってしまったら、サウンドは崩壊してしまう。
楽曲のいろんな画面をドラマチックに演出するには、クールな部分も必要なのです。フォルテシッモの場面であっても、決してアツくなってはならない。
ドラマーは、いわば指導者のようなもの。全員が無意識にいいプレイができてしまう・・・
それこそがいいドラマーの条件です。決してアツくなり過ぎず、幽体離脱するぐらいに考えて、自分を客観視しましょう!
恥を恐れず楽しもう!
ヒドイ演奏をしてしまったら翌日に引きずるな。
ドラムを長く続けていれば、ヒドイ演奏の日もある。
大ホールやアリーナなどの大規模なステージでは、特にスネアのミス・ショット一発が答える。【カチッ!】という響きと同時に、【クビ】の2文字が目の前にハッキリ浮かぶ。
しかし、ステージをこなした後の他人の評価は面白いもので、今日は最悪に荒れたプレイだったと反省していたら、
【今日はアグレッシブでよかったよ!】と誉められたりする。
逆に、【今日はミスもなくいい演奏だった。きっとだれかが誉めてくれる】と思っている【あのフィルインはちょっと・・・】なんてクレームが出たりする。
自分が思うところと、人の評価は違う。
ヒドイ演奏をしても落ち込まないこと。
演奏はその日の記録と考え、恥を恐れず楽しもう。人間はもともと不完全な生き物です。
次回も楽しみにしてくださいね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!
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